そこで、ユーザーインタビュー段階で、ジョブをヒアリングする際に、顧客にそのジョブをどのように良い/悪いを判断しているのかも聞いておくと、アウトカムベースのジョブを記述する際に役立ちます。
たとえば
「アプリで食事をデリバリーするときに何を重要視してお店を選んでいますか?」や、「洋服を探すときになぜそのアプリを使っているんですか?」などと聞き、ユーザーが何を評価して、判断して、その行動を取っているのかを聞き出すまで、Whyを繰り返します。
すると「値段が安いから」とか「早く見つかるから」とか「安心して探せるから」のような上述した「指標」と「方向」を見つけ出すことができます。つまり、ユーザーが何かしらのジョブを達成する際にとる行動や、そのときに検討する他の選択肢を何によって評価して、その行動を取るのかをインタビューで聞く必要があります。
このようなアウトカムベースのジョブを定義しておくことで、プロダクトをローンチしたあとに、そのプロダクトがどの程度うまく行っているのか?新機能をリリースしたあとに、それがどの程度良かったのか?悪かったのか?というプロダクトの成功指標をジョブがどの程度達成されているか、つまり顧客が求めている価値を基準に測ることができます。
たとえば
ランニングをしているときに今聞きたい順番で音楽を並び替えて
再生するまでの時間を最小化する
音楽再生アプリのようなプロダクトだとしたら、顧客がアプリを開いて好きな順番で音楽を並び替えて再生するときの、時間を内部で持っておけばプロダクトの成功指標として測ることができます。
この例は、他にも感情的な表現によって、指標を定めることもできます。
ランニングをしているときに自動的に並び替えされた音楽を聞いたときの
モチベーションを最大化する
もし、このような成功指標を設けたとしたら、アプリ内でモチベが最大化されたかどうかを測る仕組みを事前に考えて作ることができます。
たとえば、簡単なものとしては、アプリ内でフィードバック機能を追加したり、楽曲スキップをせずにどれだけ継続的に聞き続けるかの秒数を測ったり、再生してから停止するまでの時間を測ったりするなど、モチベーションが最大化されているか?というベースとなる指標が決まれば、あとは関連する指標を導き出すことができます。
このようにアウトカムベースのジョブを予めユーザーインタビューから聞き出して、定めることでプロダクトがどの程度うまく行っているのかという成功指標を定量的に測ることができます。